ダイエットや糖質制限をしている方、健康志向の方に注目されているヘルシー食材「こんにゃく米」。その中でも「生こんにゃく米」は、炊き上がりがごはんに近く、比較的安価なため継続しやすいというメリットがあります。今回は「生こんにゃく米」をより美味しく食べる方法を、2020年7月20日発売の宝島社「SPRiNG」の「暑い日もこれなら食べたい 冷たくておいしいもの」で「柿田川名水ところてん」が紹介された、静岡県清水町にある創業明治二年・ところてん専門店『伊豆河童』がご紹介します。
生こんにゃく米とは?

生こんにゃく米は、こんにゃく粉から作られた「お米の形に加工した生タイプのこんにゃく」です。通常のお米よりも低カロリーながら食物繊維が豊富なため、少量でも満腹感が得やすく、腹持ちが良いことが魅力。
ダイエットや糖質制限をする際の主食の置き換えとして、理想的な代替食品です。
こんにゃく米には「乾燥タイプ」「生タイプ」「レンチンタイプ」があり、その中でも生タイプのこんにゃく米は、カロリーや糖質がほぼゼロで、炊き上がりはごはんにより近い食感となります。
伊豆河童の生こんにゃく米(生ゼンライス)は、群馬県や千葉県で収穫された国産こんにゃく芋を原料とし、静岡県の工場で作る安心・安全な生こんにゃく米です。
水を切ったらお米と一緒に炊くだけなので、難しい手間はかからず、糖質ゼロなところもうれしいポイント。継続しやすいような手ごろな価格帯で、気軽にお試しいただけます。
こんにゃく米の匂いを消す方法
低カロリー、食物繊維が豊富でダイエットにもおすすめのこんにゃく米。
炊き立ては少しにおいが気になる場合もありますが、全体を混ぜてお茶碗に盛り付ける頃には違和感もなく、見た目もごはんそのもの!
ですが、乾燥こんにゃく米に比べると生こんにゃく米はこんにゃく臭がするという声も寄せられます。
そこで、生こんにゃく米の匂いを消す方法を弊社社長:栗原自ら実験した結果をここでお伝えします。
<1>お酢に漬ける

生こんにゃく一袋を水切りして、ボウルに入れ、なみなみの水にお酢スプーン1杯を加えます。
2〜3分漬け、最後にしっかり水洗いします。
一合のお米とこの生こんにゃく米を入れて炊いたら、こんにゃく臭はしませんでした!
<2>塩もみする

生こんにゃく米をお酢に漬ける実験をした翌日、今度は生こんにゃく米を塩もみしてみました。
こちらもお酢と同様、こんにゃく臭が消えました!
ざるに切った生こんにゃく米をサッと水で洗い、全体に塩を適量まぶして塩もみ。
その後もう一度水洗いして、お米と一緒に炊きました。
大切なことなのでもう一度言います、
「こんにゃく臭しなかったです!」
生こんにゃく米(生ゼンライス)の美味しい食べ方

それでは、ここで生こんにゃく米(生ゼンライス)を美味しく炊く際のポイントをお伝えします。
<材料>白米1合:生ゼンライス1袋(150g)
水の量は、白米1合を炊く場合より約5%少ない200mlが目安です。
お米の種類や炊飯器の機種によって水の量を調整してください。
炊き上がり量は約480gです。
1、 袋に入った生こんにゃく米(生ゼンライス)をザルにあけて、水切りをします。
2、 白米と一緒に生こんにゃく米を炊き、炊きあがったらご飯とよく混ぜます。
また、お米の代替だけでなく、炊き込みご飯のようにお好みの食材とあわせて炊いたり、サラダにトッピングするのもおすすめです。使い方次第で料理のアレンジを楽しむことができます。より手軽に行いたい時は、電子レンジの加熱でも代用することができます。
生こんにゃく米を使ったおすすめレシピ
レシピサイトcookpadの「ところてんの伊豆河童のキッチン」から、生こんにゃく米を使ったレシピを一品ご紹介します。
生こんにゃく米で作る!キンパ風混ぜご飯

韓国料理でおなじみのキンパ風にアレンジしたレシピ。
にんにくの香りとコチュジャンの甘辛さを加えることで味に深みも増し、こんにゃく感も気になりません。ぜひ試してみてくださいね。
https://cookpad.com/jp/recipes/21552139-%E7%94%9F%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AB%E3%82%83%E3%81%8F%E7%B1%B3%E3%81%A7%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%91%E9%A2%A8%E6%B7%B7%E3%81%9C%E3%81%94%E9%A3%AF?ref=profile
まとめ
生こんにゃく米は、低カロリーで低糖質、食物繊維が豊富で少量でも満腹感が得られます。
また、簡単に調理ができ、炊き上がりはご飯に近い食感になるのが特徴です。
価格も手頃なためダイエットや健康管理を行う際にも取り入れやすく、継続しやすい点もうれしい。
健康的で美味しい食事づくりのワンポイントとして、生こんにゃく米をぜひお試しください。

静岡県在住ラジオパーソナリティー&インターネット新聞記者。おいしいものとデジモノが好きです。
伊豆河童店長の「伝統の伊豆ところてんを伝え、伊豆の海女さんを守りたい」という思いに共感し、2022年11月より伊豆河童のよみものを担当。
好きなところてんのたれはほうじ茶蜜。
https://www.tokoroten.co.jp/c/diet/zenrice/namazr